いろいろな準備をしてくれているわけです。女性がそういうことに、まったく心を いたしていないというのは、とても残念なことではないでしょうか。 たとえば、「子宮口に心がある」ということを、よく助産婦さんはおっしやいま す。検診のときなどによく感じるそうです。子宮口というのは、すごくきれいなピ ンク色で、ふわ〜っとしているのですが、それがたとえば子宮ガン検診のときに子 宮口の粘膜に金属がふれたりすると、ビクッと反応したりするそうなのです。それ がものすごくリアルな反応で、緊張してたり、がちがちになっていたりするのがわ かると、検査しにくいそうです。 検査台に上がったときに、産科医や助産婦さんが見ているのは、それこそ子宮口 なわけですが、そこに「心がある」と感じるという話は本当によく聞きます。 ○ これは、僕にはまったくわからないことなのだが、興味深いかったので、引用しておく。 助産婦さんは、「子宮口」にも心がある、と感じるのだと言う。 内臓は、心の表出に対応しており、「子宮」も、内蔵のひとつであることを考えれば、「子 宮口」の動きに、心の表出のような動きを感じることは、ありえるのかもしれない。 「子宮口の粘膜に金属が」触れるのは、単なる筋肉の「反射」にしか過ぎないと思われるか もしれないが、少なくとも、実際にその現場で見て、何度も経験している助産婦さんが、「心 の動き」を感じる、というのは、経験的な根拠のあることだと言えるのではないだろうか。 （この項、了） |