私は４０代以前にはいろいろ健康診断やレントゲン検査を受けて自分の体の健康

　管理を行っていましたが、今では検査にまったく行かなくなりました。多くの人が

　ガンになる時代に、検査をしてガンかもしれないと心配するよりも検査しないで毎

　日を感謝して生きていくほうがより健康的だと考えたからです。ガン細胞は毎日体

　のあちらこちらにつくられていて共存し、免疫とのバランスで大きくなったり萎縮

　して消えていったりしています。小心者の私ですから、もしもガンと宣告されたら

　それだけでより重い病気になるでしょうし、悩んでしまうので、よけいに免疫力を

　低下させることになりかねません。昔と違い今では自分の持っている古い免疫シス

　テムを信じて、生命に対しても死ぬときには死ぬんだ、なるようになるとあっけら

　かんとできるようになりました。体の中に備わっている免疫システムで１２０歳ま

　では生きようと思っている次第です。

　　　　　　　　　　〇

　僕は教師なので、毎年、職員検診がある。若いころは、いいことだと思っていたのだが、あ

る時期から、毎年検診に引っ掛かるようになってきた。その度にまた病院に行って、精密検査

をしないといけない。

　心配すると、免疫力は落ちるだろう。結局、毎日飲む薬も増えてしまった。脳出血をした後

なので、今さらやめるのも難しい。

　本当は、安保徹の考え方の方でいいのではないだろうか。検診結果で心配しても、ストレス

がますます溜まる、という悪循環に入ってしまう。

　　（この項、了）