赤ちゃんを育てるにはおむつが必需品なのは、日本だけでなく、世界共通ですが、

　だいぶ前にアフリカのウガンダのお母さんたちは、おむつをしないで赤ちゃんを育

　てているということが報告されたことがあります。

　　どういうことかというと、そのころウガンダでは、生まれてきた赤ちゃんははだ

　かのままで、お母さんに抱かれて育てられます。お母さんが仕事をするときなどは、

　かごに入れられて、そのかごをお母さんが負います。つまり、文字どおり、肌身離

　さず、お母さんは赤ちゃんを育てるわけです。

　　そうすると、不思議なことに、お母さんには赤ちゃんがいつおしっこをしたいの

　か、いつ便をしたいかが自分のことのようにわかるのだそうです。ですから、おむ

　つをしなくても、赤ちゃんがかごやお母さんの手を汚したりすることはない、とい

　うのです。

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　ウガンダでは、赤ちゃんは、はだかのままで育てられる。「肌身離さず」育てていると、赤

ちゃんが、いつおしっこをしたいのか、いつ便をしたいのか、がわかると言う。

　これは単純に考えると、一種の「超感覚」だと言うことになると思うのだが、この感覚の起

源を探っていくと、母親と胎児との、胎内の時期からの＜内コミュニケーション＞を延長す

ることによって、赤ちゃんのおしっこの時期が、母親に、直観として「わかる」（感じる）と

いうことになるのではないだろうか。　

　（この項、了）